楽水庵ブログ
「膝関節の屈曲?」
最近、また自分のエクササイズでスクワットジャンプ(でいいのかな?)をやり出したので気が付いた事を書きます。
特にボート選手とかのトレーニングを見ていると、乗艇しての練習で膝の屈曲が大きいからかも知れませんが、陸上のトレーニングでは逆に膝を庇って膝関節の屈曲を小さくしたトレーニングをしている事が多いです。
しかし、これは膝を曲げる事に過剰に意識がいき、却って膝を故障する事になる危険性が高いと感じます。
スクワットジャンプで一番下まで屈み、腕も上まで振るように大きく全身を伸ばす跳び方をしてみます。
そうすると着地(つま先ではなく、踵からが理想だがショックが強いのなら足裏全体という意識)でまず足関節を安定させ、じゃあ次に膝関節の屈曲かと言えば、実はもう既に股関節の屈曲が始まっているのです。
股関節と膝関節を屈曲させているのは縫工筋という腸骨から脛骨まで繋がっている人間で一番長い筋肉です。
それに腸腰筋も加わって股関節の屈曲を深めていくので、何も膝関節の屈曲を意識する必要がないのです。
だから、逆に膝関節の屈曲に過剰に意識がいくと、膝関節を伸展させる筋肉(大腿四頭筋等)にブレーキを掛けるような事になってしまっているのではないでしょうか?
暴論かも知れませんが、膝を故障する原因の一つに膝関節を意識して曲げようとする(また屈曲度を調整しようとする)事があると思っています。
自然に任せれば良いと思うのです。
人間が出力を出す動作、例えば走るとか自転車を漕ぐ、ボートでのレッグドライブとかの動作は全て股関節伸展から膝関節伸展、水泳のバタフライやサッカーのキック等なら股関節屈曲から膝関節伸展ですが、どちらにしても膝関節は伸展します。
反対に膝関節を屈曲させる時はその為のスイングでいえばテイクバックみたいなものですから、それほど力は要りません。
というか、勝手に股関節を動かせば自動的に付いてくるものです。
上肢(腕)の場合ですと、肘関節の屈曲・伸展のどちらでも出力できますが、下肢の膝関節は伸展しない事には大きなパワーを出せません。
これが自然の摂理だと思います。
自然の摂理に逆らわずに身体を動かしていれば故障は少なくなるのではないでしょうか?
ですから、冒頭のスクワットジャンプの場合ですと、下に屈む時のイメージは足関節の屈曲(背屈)→股関節の屈曲で、跳び上がる時は股関節の伸展→膝関節の伸展→足関節の伸展(底屈)です。
これをしっかりやっていくと、股関節から動き出さないとちゃんと跳べないというのが身を持って判ると思います。
時期的に言えば、ボートのインカレまで後少し。
こういうエクササイズでも自分達の持っているパワーを有効に引き出す良いイメージトレーニングになると思うのですが。
ただ、ベクトル方向が鉛直上で負荷が強いので、回数は少なめに。
あくまでイメージを作り出す神経トレーニングのつもりでやれば良いと思います。
何でも「根性トレーニング」にしてしまうと元も子もありません。
ちょっと普段の院のブログからは少し逸脱したかもしれませんが、他の競技をされている方も参考になさってみて下さい。
特にボート選手とかのトレーニングを見ていると、乗艇しての練習で膝の屈曲が大きいからかも知れませんが、陸上のトレーニングでは逆に膝を庇って膝関節の屈曲を小さくしたトレーニングをしている事が多いです。
しかし、これは膝を曲げる事に過剰に意識がいき、却って膝を故障する事になる危険性が高いと感じます。
スクワットジャンプで一番下まで屈み、腕も上まで振るように大きく全身を伸ばす跳び方をしてみます。
そうすると着地(つま先ではなく、踵からが理想だがショックが強いのなら足裏全体という意識)でまず足関節を安定させ、じゃあ次に膝関節の屈曲かと言えば、実はもう既に股関節の屈曲が始まっているのです。
股関節と膝関節を屈曲させているのは縫工筋という腸骨から脛骨まで繋がっている人間で一番長い筋肉です。
それに腸腰筋も加わって股関節の屈曲を深めていくので、何も膝関節の屈曲を意識する必要がないのです。
だから、逆に膝関節の屈曲に過剰に意識がいくと、膝関節を伸展させる筋肉(大腿四頭筋等)にブレーキを掛けるような事になってしまっているのではないでしょうか?
暴論かも知れませんが、膝を故障する原因の一つに膝関節を意識して曲げようとする(また屈曲度を調整しようとする)事があると思っています。
自然に任せれば良いと思うのです。
人間が出力を出す動作、例えば走るとか自転車を漕ぐ、ボートでのレッグドライブとかの動作は全て股関節伸展から膝関節伸展、水泳のバタフライやサッカーのキック等なら股関節屈曲から膝関節伸展ですが、どちらにしても膝関節は伸展します。
反対に膝関節を屈曲させる時はその為のスイングでいえばテイクバックみたいなものですから、それほど力は要りません。
というか、勝手に股関節を動かせば自動的に付いてくるものです。
上肢(腕)の場合ですと、肘関節の屈曲・伸展のどちらでも出力できますが、下肢の膝関節は伸展しない事には大きなパワーを出せません。
これが自然の摂理だと思います。
自然の摂理に逆らわずに身体を動かしていれば故障は少なくなるのではないでしょうか?
ですから、冒頭のスクワットジャンプの場合ですと、下に屈む時のイメージは足関節の屈曲(背屈)→股関節の屈曲で、跳び上がる時は股関節の伸展→膝関節の伸展→足関節の伸展(底屈)です。
これをしっかりやっていくと、股関節から動き出さないとちゃんと跳べないというのが身を持って判ると思います。
時期的に言えば、ボートのインカレまで後少し。
こういうエクササイズでも自分達の持っているパワーを有効に引き出す良いイメージトレーニングになると思うのですが。
ただ、ベクトル方向が鉛直上で負荷が強いので、回数は少なめに。
あくまでイメージを作り出す神経トレーニングのつもりでやれば良いと思います。
何でも「根性トレーニング」にしてしまうと元も子もありません。
ちょっと普段の院のブログからは少し逸脱したかもしれませんが、他の競技をされている方も参考になさってみて下さい。