楽水庵ブログ
「競技の為のトレーニングはシンプルなものほど良い」
最近スポーツ関係の勉強会に行ったりして一番感じる事は、「競技以外の事をいろいろと選手にやらせ過ぎている」点です。
もちろん、いろんな体の使い方をマスターするのは良い事ですし、特にジュニアの場合は一つの競技に専念させず様々なスポーツを体験させ、大学ぐらいから専門にやってもらう方が、もっと上のレベルに行ける選手が育つ可能性があるでしょう。
ですが、人それぞれキャパシティというものがあります。
どんなスポーツでも上手くこなせる人もいれば、ある競技ではトップアスリートだが他の競技になるとビギナー以下の腕前なんて人もザラにいます。
といっても、そんな人が専門競技のスキルが低いのかというと、そんな事はありません。
その場合考えられるのは、その人の脳のイメージが専門以外の競技においては上手く機能していない、という事です。
そして、それは別に責められる筋合いのものではなく、本当に人それぞれですから、別に本職の競技に差し障りがなければそれで良いのではないでしょうか?
また本当にオールマイティの選手が、特定の競技で跳び抜けた成績を収められるか甚だ疑問です。
私は若い頃ボートを漕いでいましたが、私の入っていたクラブは全日本優勝・国体優勝・世界選手権出場された方達が結構おられたのですが、大概そういった方達はソフトボールとかをさせると滅茶苦茶下手糞でした。
しかし、今から考えても、その方達があるトレーニングをしてソフトボールが上手くなったからといってボートのパフォーマンスが更に上がる事はなかったでしょう。
時々、プロのアスリートのインタビューで、「他の事をやらせたら全然駄目ですよ」と言われる方がおられます。
謙遜ではなく、本当なんだと思っています。
また、テレビ番組でプロのアスリートが他の種目をやって上手くできないで芸人とかに笑われている場面とかありますが、大概そういった方達は非常な負けず嫌いなので、結構マジにやっておられると思いのですが、如何せん上手くいかないのです。
そんなものなんだと思います。
また、そういった方でも専門の競技に関しては敵性があり、またその競技に関するイメージが大脳でしっかり育まれていったのでそういうレベルにまで到達できたのでしょう。
ここで本題に入ります。
我々がアスリートをサポートする時に大事な事は何なんでしょうか?
自分の持っている理論の「押し売り」でしょうか?
ではなく、本当の意味での「サポート」だけで良いのです。
傷めている部位の傷める本当の原因を探って、ある筋機能が弱いのならその機能を回復させる最良の手立てをして、またその傷めている原因が体の使い方なら、そうならないように使い方の良いイメージをアドバイスする、それだけで良いのではないでしょうか?
なんでもそうですが、相手が消化不良を起こすほど与えてはいけません。
イメージの消化不良ほど始末に負えないものはありません。
なんでも「なせば成る」的発想は危険です。
アスリートにとって一番大事なのは、その競技において最高のパフォーマンスを収める事です。
それ以外の事、トレーニングとかはあくまでその為の「踏み台」にしか過ぎないのです。
特にイメージ的なものは、本当にその方の大脳で育む事のできる(俗にいう頭の良し悪しとは関係なく)キャパシティに依存しています。
本末転倒してしまうのは悲しい事です。
もちろん、いろんな体の使い方をマスターするのは良い事ですし、特にジュニアの場合は一つの競技に専念させず様々なスポーツを体験させ、大学ぐらいから専門にやってもらう方が、もっと上のレベルに行ける選手が育つ可能性があるでしょう。
ですが、人それぞれキャパシティというものがあります。
どんなスポーツでも上手くこなせる人もいれば、ある競技ではトップアスリートだが他の競技になるとビギナー以下の腕前なんて人もザラにいます。
といっても、そんな人が専門競技のスキルが低いのかというと、そんな事はありません。
その場合考えられるのは、その人の脳のイメージが専門以外の競技においては上手く機能していない、という事です。
そして、それは別に責められる筋合いのものではなく、本当に人それぞれですから、別に本職の競技に差し障りがなければそれで良いのではないでしょうか?
また本当にオールマイティの選手が、特定の競技で跳び抜けた成績を収められるか甚だ疑問です。
私は若い頃ボートを漕いでいましたが、私の入っていたクラブは全日本優勝・国体優勝・世界選手権出場された方達が結構おられたのですが、大概そういった方達はソフトボールとかをさせると滅茶苦茶下手糞でした。
しかし、今から考えても、その方達があるトレーニングをしてソフトボールが上手くなったからといってボートのパフォーマンスが更に上がる事はなかったでしょう。
時々、プロのアスリートのインタビューで、「他の事をやらせたら全然駄目ですよ」と言われる方がおられます。
謙遜ではなく、本当なんだと思っています。
また、テレビ番組でプロのアスリートが他の種目をやって上手くできないで芸人とかに笑われている場面とかありますが、大概そういった方達は非常な負けず嫌いなので、結構マジにやっておられると思いのですが、如何せん上手くいかないのです。
そんなものなんだと思います。
また、そういった方でも専門の競技に関しては敵性があり、またその競技に関するイメージが大脳でしっかり育まれていったのでそういうレベルにまで到達できたのでしょう。
ここで本題に入ります。
我々がアスリートをサポートする時に大事な事は何なんでしょうか?
自分の持っている理論の「押し売り」でしょうか?
ではなく、本当の意味での「サポート」だけで良いのです。
傷めている部位の傷める本当の原因を探って、ある筋機能が弱いのならその機能を回復させる最良の手立てをして、またその傷めている原因が体の使い方なら、そうならないように使い方の良いイメージをアドバイスする、それだけで良いのではないでしょうか?
なんでもそうですが、相手が消化不良を起こすほど与えてはいけません。
イメージの消化不良ほど始末に負えないものはありません。
なんでも「なせば成る」的発想は危険です。
アスリートにとって一番大事なのは、その競技において最高のパフォーマンスを収める事です。
それ以外の事、トレーニングとかはあくまでその為の「踏み台」にしか過ぎないのです。
特にイメージ的なものは、本当にその方の大脳で育む事のできる(俗にいう頭の良し悪しとは関係なく)キャパシティに依存しています。
本末転倒してしまうのは悲しい事です。