楽水庵ブログ

胸の筋肉のほぐし方

最近リリースをしていて判ってきたのは、胸、特に大胸筋をほぐすにはダイレクトにやるよりも、胸に繋がっている筋肉をまず弛めてやるとほぐれ易いという事。

大胸筋の筋繊維は大きく3つに分かれている。
鎖骨部といわれる鎖骨の下方に走っている部分は烏口腕筋と呼ばれる上腕部の深層筋と密接な繋がりがある。
胸肋部と呼ばれる部分は上腕二頭筋と、そして腹部は腹直筋との関連が強い。

それぞれの部分をリリースする際に、上記の筋肉のリリースを先に行うと結果が出るのが非常に速い。

また、経験上大胸筋の動きは下僧帽筋の動きとリンクしているように感じる。

肩こりを感じているほとんどの方に下僧帽筋の機能低下がみられる。
そして、それと関わりのあるのが胸の筋肉。

だから、肩こりを改善するのに背中側の施術だけで終わるのは個人的には意味がないように感じます。

また余談だが、広背筋の停止側を弛めるには先ず上腕三頭筋のリリースが必要とも感じました。

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