楽水庵ブログ

どこまでが対処療法で、どこからが根本治癒?

最近、足関節靭帯のアプローチを頻繁に行うようになってタイトルのような疑問を持つようになった。

ただ、これは永遠のテーマなのかも知れない。

足関節に関して言えば、靭帯の弛みがある為に足元が定まらない→下腿部の筋機能が正常に働かない→ひらめ筋の場合は腰にも影響、
また、足元が定まらない→膝関節の靭帯に影響→結果股関節にも影響→大腰筋に機能低下が出れば肩関節にも、等さまざまなケースが考えられる。

逆にスマホ等のやり過ぎで頚部の機能低下なら→胸部・肩甲骨周辺に影響→広背筋なら腰にまで痛みが出たりする、事も考えられる。

そうやって、根本原因を探っていく事は非常に重要になっていくのだが、あまりにも状態の悪い方の場合は最初対処療法でと割り切らなければいけない事も多々出てくる。

幾層にも渡った悪要因を一枚一枚と剥ぎ取っていかなければ本当の原因が掴めない方もおられる。

もちろん、こちらの技術・知識・観察力が更に上がれば、そういった方でも初回から根本原因を見つけて対処できるかと思われるが、その時の症状(例えばギックリ腰のような急性のケース)等は、とりあえず急性期は対処療法にプラスアルファ程度の事をしておいて、次回以降に根本治癒に取り掛かるのが良いのかも。
初回に根本原因を見極めておけたらベストな施術ができるのは言うまでもない。

道はまだまだ険しい(^_^;)

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