楽水庵ブログ

昔骨折して肘が伸びにくい、以前に痺れが出た

腰の不調等で通院されている50歳女性。
マラソンをされていて、来月京都マラソンにエントリーされている事もありコンディショニングをさせていただいている。

今日来られた時に「5年前に転倒して右肘を圧迫骨折し、それから肘が伸びにくい。また一度肩が冷えた時に、肩先から親指・人差し指まで痺れた事がある」と言われた。

おそらく肘を骨折した際に靭帯を弛めたのだろうとチェック。
確かに靭帯が弛んでいて、それのせいもあるが上腕三頭筋遠位の状態が悪く力が出ない状態。
肘の内側側副靱帯・外側側副靱帯の弛みをロックさせるテーピングをする。

それだけで肘が伸びやすくなり、上腕三頭筋も力が入るようになる。
念の為に上腕三頭筋遠位に効かすXテープを貼付。
更に反応が良くなり腕が振りやすくなった。
上腕三頭筋の状態が良くないと、ランニングの際に腕が後ろに振りにくい。

上腕三頭筋の近くには上腕神経等の太い神経が走っている。
おそらく肩を冷やした際、いつも以上に上腕三頭筋が硬直し上腕神経に触ったのが以前の痺れの原因と思われる。
上腕三頭筋の状態を改善していくと痺れは多分でないと思われる。

ただ、肘の靭帯が弛んでいると上腕三頭筋の状態が不安定になるので、まずは靭帯をテーピングで弛まないようにするのが先決だろう。

また、左も烏口腕筋の状態が悪かった。
烏口腕筋が悪いと今度は腕を前に振りにくい。
それもテーピングで改善した。

明日10㎞走られるそうだ。
結果が楽しみです。

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