楽水庵ブログ

如何に問題の本質を掴むか・・・

昨年9月から通っている大学生。

顎・首・腰・足首等、様々な問題を抱えている。

元々陸上のジャンパーだったが、高校時代に重い捻挫をして、それを庇っているうちに腰痛が重症化。
大学に入ってから別の競技をしていたが、腰痛の為それも断念。

昨日初めて言ってくれたが、講義時間ずっと座っているのも厳しいらしい。

段々と良くなっているのだが、まだスッキリと全てにおいて改善できていない。

写真のように各種テーピングをしていくうちに、本人もアピールしていたが右腰の(マーキング跡がある)部分のシコリが非常に強いのが判明。

これは脊柱起立筋が拘縮したものと思われる。
ただ、普通に脊柱起立筋のテストをしても陰性になる。
が、左右に動かすとこのシコリが邪魔をして周りの筋機能にまで影響を与えている模様。
そして、脊柱起立筋は非常に大事で立っていても座っていても常に作用している。
自分も一昨年脊柱起立筋を傷めてかなり苦しんだ経験があるので、その痛さは多少とも判る。

だから、いろんな筋肉が不具合を起こし、首もスッキリいかず顎周辺が痛むのではないかと思われる。
やっと辿り着いた彼の問題の本質。

問題の箇所にEDFテープを貼ると、非常に楽になった。
時間がかなり掛かり終電がなくなったので車で送ってあげたが、調子が悪いと電車で少し座っていてもシンドイらしいのだが、このテーピングのお蔭か30分近く座っていても大丈夫だった。

先にこのテープを貼っていたら、ここまで貼らなくても良かったのかも知れない。

自分の未熟さを痛感。

彼も腰がスッカリ良くなったらまた陸上競技をしてみたいらしい。
そうなれるよう、こちらも全力で彼をサポートしていく。

その為にも戒めに写真もアップしておきます。
偉そうにセミナーをしている時に、「たくさん貼るのは下手な証拠」と言っていたので・・・反省します。

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