楽水庵ブログ

「肩甲骨がユニットで動ける」

皆さん、お疲れ様です!
京都の楽水庵です。長岡京市でスポーツ整体院をやっております。

先日アーチェリーの選手が来院されました。
私自身はアーチェリーをやった事がありませんでしたが、ご自身の練習中の動画を見せて下さったので助かりました。

お悩みは左肩の安定性。
試合では、1分間4発の割合で計72発発射しなければいけないとの事。
結構長時間肩が安定していないと的に上手く命中しないのは自明の理です。

右肩や肘も少し靭帯の弛みが見られました。
そして、左肩も3つほど肩の靭帯に弛みがあったのと、肩甲骨にある棘下筋等の筋低下がありました。

それを調整して何度もシャドーをしてもらうと、「今まで左肩を安定さそうとすると特定の筋肉に負担が掛かったが、今は肩甲骨が一つのユニットでスッと動ける」という感覚になられたようです。

これは、今肩等の故障で通院してもらっている立命館大学のカヌー部の選手もそういう表現をしてくれます。

各筋肉はユニットとして動けるのが一番です。
決して特定の筋肉を酷使して頑張るものではありません。
その動きに必要な筋肉同士が上手く協調すれば、リラックスして一つのユニットになり動けます。

ところが、どこか弱い筋肉があればユニットが構成されません。
ここの筋肉がバラバラに動かざるを得ない状態になってしまいます。

そして、どこか弱い筋肉が一つあれば、その動き自体が一番弱い筋肉のレベルになってしまいます。
悲しいかな、平均値は取ってくれないのです。

よくアスレチックトレーナーやスポーツトレーナーの方がよくユニットで動くトレーニングを紹介されていますが、特定の弱い筋肉があればそのユニットが成り立ちません。
本当にコンディションが良くない時は、大袈裟な表現ですが微分して個々の筋肉の状態をチェックする必要が出てきます。

そうすれば、ユニットで動けるようになりパフォーマンスも自然に上がっていきます。

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