楽水庵ブログ
筋膜のズレと出力の関係
以前に筋膜のズレに関して取り上げましたが、最近久しぶりに来た高校生のケースがまさしくこれに当たりました。
右ハムストリングの肉離れで来たのですが、大抵の場合ハムストリングよりも前側の筋機能の低下が見られます。
彼も検査をしてみると、まさしく大腿直筋や大腰筋がかなり弱っていました。
以前の私でしたら、検査して弱っているところ全てテーピングしていましたが、
筋膜のズレを意識している最近では、まず筋膜のズレを強制するテーピングを行い、
それでなおかつ弱いところだけ貼るようにしています。
彼の場合は、大腿部の筋膜がかなり外にずれていましたので、
筋膜コレクションテープを貼るだけで大腿直筋の機能は戻りました。
後、大腰筋と臀部の梨状筋がまだ弱かったですが、
股関節に貼らずに同じ効果が出る足裏へのテーピングで機能を回復させました。
本当に以前に比べると非常にシンプルなテーピングになってきました。
やはり、あまり多く貼ってしまうと入浴などで差しさわりの出る事も多いので、
以後こういう形で進めていくのが得策と感じました。