楽水庵ブログ

かなり良好、ただ肩には気を付けた方が・・・

お疲れ様です。日本ボート協会トレーナー部会のメンバをやらせていただいている、京都府長岡京市にあるスポーツ障害専門院 楽水庵です。

昨年秋に腰椎4番と5番間の椎間板を傷めて通っている、器械体操をやっている中学1年の男子のケースです。

最初の頃は、本当にじっとしていても痛いし、体育で走っていても痛いという状況でした。
完全休養ではなく、テーピングをしながら無理のない範囲で練習するという道を選択し、腰以外にも掌・膝・踵等いろんな箇所が痛くなるという状況が数ヶ月続きました。

今日10日ぶりに来たら、痛みを感じている処はないとの事。
本当に良かったと思います。
多い日には6時間練習していたみたいですが、大丈夫な様子。

ただ、今痛い処がないから何もかも万全という訳ではありません。

跳馬の練習が最近多い為か、後脛骨筋に腓骨筋の張りが結構強い。

そして一番気を付けなければいけないのが、肩の靭帯です。
調べてみると、左は上腕二頭筋長頭腱にある横靭帯、右は烏口靭帯に弛みが出ていました。
横靭帯が弛むと上腕二頭筋や大胸筋、烏口靭帯が弛むと小胸筋・三角筋等の機能低下が起こります。
これを補う為にウエイトトレーニングをガンガンやっても筋肉は付くでしょうが(付かない場合もある)パフォーマンスは低下します。
まず、靭帯の弛みをロックしなければいけないのです。
自分の知っている限りですが、カヌーや野球・弓道やアーチェリー等の肩をよく使う競技の選手達は結構痛めています。

その肩の靭帯の弛みをロックさせる方法ですが、下の写真のように少しキネシオテープを貼るだけで効果があります。
といっても、貼り方を間違えると全く効果が出ませんが。

本当に少し貼るだけなので、肩の不安のある方は普段から貼っておけばよいでしょう。
筋肉にテーピングというのは、解剖学の知識のない方には結構難しいのですが、靭帯の説明をすると案外皆さんスッと理解して下さいます。

本当に判りやすいテーピングなので、是非予防の為にもお奨めします。

スポーツ整体院 楽水庵

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