楽水庵ブログ
ピョンピョン跳ねるような歩き方をする人は・・・
お疲れ様です、皆様の毎日を元気になっていただけるよう努めている、京都長岡京のスポーツ整体院 楽水庵です。
先日久しぶりに宇治市にある「ブライト・ボディ」さんの勉強会に参加してきました。
エクササイズの実践で自分の弱点も再認識しましたが、その中でふと思い出したのが歩く時にまるでウサギのようにピョンピョン上に跳ねるような歩き方をされている方の事です。
たまに見掛けますが、何が原因でしょう?
競歩の選手の歩いているのを横から眺めると、全くと言っていいほど上下動していません。
あの(少なくとも私の)走るよりも速く歩いていてもです。
逆に上下動していると速く歩けないでしょう。
その代り、まるでマイケル・ジャクソンの「ムーン・ウォーク」のフォワード版のようで、あの「躍動感のない速さ」は観ていて少し気持ちが悪いほどですが(競歩の皆さん、ゴメンナサイ)。
ピョンピョン跳ねるような歩き方をする人と、片や全く上下しない競歩の選手の違いは?
一番大きなのは股関節の伸展、特に大臀筋を使って下肢を後ろに送り出せるかどうかでしょう。
前に大きく推進力を得ようとすれば後ろに下肢を蹴らなければなりません。
その為には人間で最大の筋肉量を誇る大臀筋を使って股関節を伸展させる必要がありますが、ピョンピョン跳ねるような歩き方をされる方はそれができていません。
大臀筋とハムストリングを上手く使えないとそれができないのです。
逆にピョンピョン跳ねるような歩き方をされている方は、股関節の伸展がなく膝関節の伸展で歩いています。
膝関節の伸展は「走り」では大事になってきますが、それでもあくまで股関節の伸展に続いて、です。
股関節の伸展で下肢を後ろに送り出してから膝関節の伸展があり、更に推進力を得ます。
本来歩行では膝関節の伸展はそれほど重要ではありません。
特に競歩などでは「ベント・ニー」といって膝を曲げて着地すると歩行違反になるぐらいです。
膝を伸ばして着地するという事は、競歩において膝関節の伸展が推進力には寄与していない事を証明しています。
ひょっとしたら、競歩で「ベント・ニー」が認められたら記録はもっと向上するかも知れません。
ただ、そうなるとマラソンとかとほとんど変わらないフォームになるのでしょう。
何故大臀筋をうまく使えずピョンピョン跳ねるような歩き方をなるのか?
イメージができていないのか、それとも神経障害により大臀筋の筋機能に問題があるのか、同じ症状が出ている方でも人それぞれ原因が違うと思います。
その原因を突き止めていくのが私たちの仕事だと思っております。
「個人の勝手」とも言えますが、ピョンピョン跳ねるような歩き方をしていると速く歩けないし必要以上にショックを身体に与えているのであまりお奨めできません。
一度原因を探って、しっかり歩けるようになりましょう。
少なからずお力になれると思います。
そんな事を考えさせてくれる勉強会でした。
また参加してみたいです。
楽水庵
先日久しぶりに宇治市にある「ブライト・ボディ」さんの勉強会に参加してきました。
エクササイズの実践で自分の弱点も再認識しましたが、その中でふと思い出したのが歩く時にまるでウサギのようにピョンピョン上に跳ねるような歩き方をされている方の事です。
たまに見掛けますが、何が原因でしょう?
競歩の選手の歩いているのを横から眺めると、全くと言っていいほど上下動していません。
あの(少なくとも私の)走るよりも速く歩いていてもです。
逆に上下動していると速く歩けないでしょう。
その代り、まるでマイケル・ジャクソンの「ムーン・ウォーク」のフォワード版のようで、あの「躍動感のない速さ」は観ていて少し気持ちが悪いほどですが(競歩の皆さん、ゴメンナサイ)。
ピョンピョン跳ねるような歩き方をする人と、片や全く上下しない競歩の選手の違いは?
一番大きなのは股関節の伸展、特に大臀筋を使って下肢を後ろに送り出せるかどうかでしょう。
前に大きく推進力を得ようとすれば後ろに下肢を蹴らなければなりません。
その為には人間で最大の筋肉量を誇る大臀筋を使って股関節を伸展させる必要がありますが、ピョンピョン跳ねるような歩き方をされる方はそれができていません。
大臀筋とハムストリングを上手く使えないとそれができないのです。
逆にピョンピョン跳ねるような歩き方をされている方は、股関節の伸展がなく膝関節の伸展で歩いています。
膝関節の伸展は「走り」では大事になってきますが、それでもあくまで股関節の伸展に続いて、です。
股関節の伸展で下肢を後ろに送り出してから膝関節の伸展があり、更に推進力を得ます。
本来歩行では膝関節の伸展はそれほど重要ではありません。
特に競歩などでは「ベント・ニー」といって膝を曲げて着地すると歩行違反になるぐらいです。
膝を伸ばして着地するという事は、競歩において膝関節の伸展が推進力には寄与していない事を証明しています。
ひょっとしたら、競歩で「ベント・ニー」が認められたら記録はもっと向上するかも知れません。
ただ、そうなるとマラソンとかとほとんど変わらないフォームになるのでしょう。
何故大臀筋をうまく使えずピョンピョン跳ねるような歩き方をなるのか?
イメージができていないのか、それとも神経障害により大臀筋の筋機能に問題があるのか、同じ症状が出ている方でも人それぞれ原因が違うと思います。
その原因を突き止めていくのが私たちの仕事だと思っております。
「個人の勝手」とも言えますが、ピョンピョン跳ねるような歩き方をしていると速く歩けないし必要以上にショックを身体に与えているのであまりお奨めできません。
一度原因を探って、しっかり歩けるようになりましょう。
少なからずお力になれると思います。
そんな事を考えさせてくれる勉強会でした。
また参加してみたいです。
楽水庵