楽水庵ブログ

「泣きそうなほど嬉しい」

こんにちは、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
京都府長岡京市にある、スポーツ障害解消の為の整体院 楽水庵です。

先日お越しになった、近所にお住いの50代女性。
高校時代からずっとバドミントンをされています。

以前から右膝に不安は抱えられていたのですが、今年の2月から激痛が走り、今では練習していても思い切って踏み込む事ができず、「羽根つき」状態でしかプレーで黄な悩みを持っておられました。
また練習した夜は、膝から下がひどい鬱血をしていたそうです。

また、整形外科でMRI検査をしてもらうと、膝の周りの靭帯が結構痛んでいて、暗にバドミントンを諦めるように言われたそうです。

それでも、バドミントンが生き甲斐なので何とかならないかと考え、また10年ほど前からキネシオテープを貼っておられた事もあり、当院に来られました。

自分でも貼っておられたのですが、どういう風に貼っていたか尋ねると思いっ切り引っ張って貼っておられました。
テープにかぶれやすいと思っておられたようですが、どうもテンションの問題だったと思われます。

いつも書いていますが、膝のトラブルを膝周辺だけで診ると解決する事は困難です。
膝関節は股関節と足関節に挟まれた関節で、そのどちらか(どちらも、という事もある)に問題があれば、もろに影響を受けます。

調べてみると、大腰筋・腸骨筋・縫工筋と股関節の機能が低下していました。
ご自身右大腿直筋が細くなってきていると感じておられましたが、大腰筋や腸骨筋が機能していないと浅筋膜の流れが阻害され大腿直筋が働きません。
無理に動かそうとしても、ユニットで動く事ができず単体で働かさねばならないのでギクシャクした動きになってしまいます。
ほとんどの場合は機能する事ができず、余計に膝に負担を掛けてしまいます。

そして、内側側副靱帯に半月板、後十字靭帯が痛んでいました。
下腿部の問題は後縦靭帯をサポートしている膝窩筋が弱っているのも原因でしょう。
膝窩筋が弱っていると、膝窩リンパ節の動きが低下します。
下腿部の血流が阻害されるので鬱血しやすくなってしまいます。
浮腫みの原因にもなります。

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こういう様々な症状を一つずつ解決していって、立ち上がってシャドーをしてもらうとスッと膝を曲げる事ができました。

「本当に泣きそうなほど嬉しいです」と喜んでおられました。

しかし、改善の道はこれから。
あくまでキネシオテーピングで一時的に改善されているだけですから、本格的に良くなった訳ではありません。
また、痛みがほとんどなくなったからといって、いきなり無理をするのも禁物です。

様子を見ながら無理をせず、少しずつ練習の内容を上げていく、弱っている筋肉のエクササイズをする、とかを是非実践していただきたい。

楽水庵




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