楽水庵ブログ
肉離れは筋肉のオーバーヒートです
お疲れ様です。京都の長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。アスリートのスポーツ障害をメインに、さまざまな症状でお悩みの方に根本治癒を目指した施術を行っています。
陸上短距離の桐生選手がハムストリング(大腿部後面)の肉離れにより全日本選手権を回避しました。
度々ハムストリングの肉離れをやっているみたいで心配です。
この時に問題なのは、本当にハムストリングが問題なのか?という事です。
肉離れというのは、筋肉のオーバーヒートみたいなものだと私は考えています。
頑張りすぎて起こしてしまうのです。
そして、大事なのはハムストリングの拮抗筋、つまり大腿部前面や股関節の機能はどうなのか、しっかりチェックしているか、という点です。
経験上言えるのは、ハムストリングの肉離れを起こす方を診た時に、ほとんどの方がハムストリングの拮抗筋である大腿四頭筋(主に大腿直筋)や、大腿四頭筋と浅筋膜で繋がっている腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)に問題がありました。
それらの筋肉が機能しない、つまり収縮もしないし弛んでもくれません。
そういう状態で速く走ろうとすると、ハムストリングが収縮しようとした時に前面の筋肉が弛んでくれないのでハムストリングは収縮する為にいつもよりも力を必要とします。
車で言えば、「サイトブレーキを掛けながらアクセルを目いっぱい踏んでいる」状態なのです。
そしてやがてハムストリングが耐え切れなくなり肉離れになってしまうのです。
もちろん肉離れを起こしたハムストリングの手当ても必要ですが、再発を防ぐ為には肉離れを起こしてしまう本当の原因である大腿四頭筋や腸腰筋の機能を回復してあげなければいけません。
それを怠ると何度も肉離れを起こしてしまい、どんどん筋繊維を傷めてしまい、皮膚・筋膜の流れを悪化させてしまいます。
今日来られた60代の男性も、よく左ハムストリングを肉離れされていたそうです。
検査をすると左腰椎3番の神経障害がありました。
腰椎3番の神経障害があると大腿直筋が働きません。
この男性も左大腿直筋が弱いのは自覚されておられましたが、ハムストリングの肉離れ対策にはハムストリングを鍛えるだけだと思われていたそうです。
しかし、いくら鍛えても拮抗筋の状態が良くなければハムストリングの肉離れのリスクは減りません。
主働筋と拮抗筋の関係で、このバランスが著しく崩れると、いくら片方の筋機能が優れていても肉離れはしやすくなります。
逆に、それほど特段強くなくても、主働筋と拮抗筋がほどよくバランスが取れていれば、それほど肉離れのリスクはないでしょう。
単体で筋肉は動きません。
そのチェックを怠るとスポーツ障害のリスクは非常に高くなってしまいます。
楽水庵
陸上短距離の桐生選手がハムストリング(大腿部後面)の肉離れにより全日本選手権を回避しました。
度々ハムストリングの肉離れをやっているみたいで心配です。
この時に問題なのは、本当にハムストリングが問題なのか?という事です。
肉離れというのは、筋肉のオーバーヒートみたいなものだと私は考えています。
頑張りすぎて起こしてしまうのです。
そして、大事なのはハムストリングの拮抗筋、つまり大腿部前面や股関節の機能はどうなのか、しっかりチェックしているか、という点です。
経験上言えるのは、ハムストリングの肉離れを起こす方を診た時に、ほとんどの方がハムストリングの拮抗筋である大腿四頭筋(主に大腿直筋)や、大腿四頭筋と浅筋膜で繋がっている腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)に問題がありました。
それらの筋肉が機能しない、つまり収縮もしないし弛んでもくれません。
そういう状態で速く走ろうとすると、ハムストリングが収縮しようとした時に前面の筋肉が弛んでくれないのでハムストリングは収縮する為にいつもよりも力を必要とします。
車で言えば、「サイトブレーキを掛けながらアクセルを目いっぱい踏んでいる」状態なのです。
そしてやがてハムストリングが耐え切れなくなり肉離れになってしまうのです。
もちろん肉離れを起こしたハムストリングの手当ても必要ですが、再発を防ぐ為には肉離れを起こしてしまう本当の原因である大腿四頭筋や腸腰筋の機能を回復してあげなければいけません。
それを怠ると何度も肉離れを起こしてしまい、どんどん筋繊維を傷めてしまい、皮膚・筋膜の流れを悪化させてしまいます。
今日来られた60代の男性も、よく左ハムストリングを肉離れされていたそうです。
検査をすると左腰椎3番の神経障害がありました。
腰椎3番の神経障害があると大腿直筋が働きません。
この男性も左大腿直筋が弱いのは自覚されておられましたが、ハムストリングの肉離れ対策にはハムストリングを鍛えるだけだと思われていたそうです。
しかし、いくら鍛えても拮抗筋の状態が良くなければハムストリングの肉離れのリスクは減りません。
主働筋と拮抗筋の関係で、このバランスが著しく崩れると、いくら片方の筋機能が優れていても肉離れはしやすくなります。
逆に、それほど特段強くなくても、主働筋と拮抗筋がほどよくバランスが取れていれば、それほど肉離れのリスクはないでしょう。
単体で筋肉は動きません。
そのチェックを怠るとスポーツ障害のリスクは非常に高くなってしまいます。
楽水庵