楽水庵ブログ

「怖い夢を見るのは?」、精神科の医師との話

こんにちは、アゴ・首・スポーツ障害を中心に施術を行っている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

当院に通われている40代女性で、毎晩のように怖い夢、例えば殺されるような夢を見られる方がおられます。
最近は夏バージョンのせいか(笑)、溺れる夢だそうです。
それに加え、毎晩のように就寝中に喰いしばりがあるそうです。

以前にこういう症状はひょっとして、就寝前にコーヒーなどの刺激物や甘いものを摂った反動による「夜間低血糖」なのでは?と思い、そういう習慣を改めてもらいました。

しかし、それでも怖い夢は見るし喰いしばりもあります。

それが、今回「後鋸筋」という背中の呼吸を補助している深層筋のアプローチをやりだしたところ、息がやはり深くなられました。

そこで、ふと考えました。
自分も時々あるのですが、穴ぼこに落ちた夢を見た時に膝が「カックン」したりします。

でも、それは本当は逆で、膝の調子が悪い、(寝ているのでハッキリ判りませんが)おそらく膝窩筋やハムストリングの調子が悪く、一種の痙攣なのかも知れません。

起きている間はしっかりしたサインを感じるのでしょうが、寝ている間は身体からのサインがちゃんとした形で脳に伝わっていないのでしょう。
何か異常のサインが出ているのだが、脳が休んでいるのでしっかり把握できない。
把握できないなりに、「何だろう」とボンヤリしたまま脳が、それなりに今までの見聞きしたものや体験したものでイメージを作成したものが、
こういう類の夢なのかも知れません。

冒頭の女性に話を戻すと、この方は就寝中にかなり呼吸が浅くなっているのかも知れません。
起きている間ならまだ、ある程度呼吸をコントロールできますが、寝ている間は困難です。
その息苦しさがなぜ起こるのかを就寝中の脳がイメージした結果が、この「怖い夢」であるかも知れないのです。

それを、知り合いの精神科の医師に話したところ、その可能性はかなり高いと言ってくれました。
フロイトの「夢分析」は、深層心理とか結構難しい事を書いていますが、実際には大半の夢は「日常生活の情報処理」をしているに過ぎないとの事でした。

不快な夢を見るという事は、何か身体にサインが出ている可能性が結構あるような気がします。
ご覧のあなたも思い当たる節はないでしょうか?

楽水庵




過去の記事

全て見る