楽水庵ブログ

右肩の筋肉が働かない、神経障害が原因のケース

こんにちは、「アゴ・首・スポーツ障害」を専門にやっている、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

今回は、頸椎の神経障害から右肩の動きがおかしくなった50代男性のケースを紹介します。

首や背中の強い張りと右肩の痛みを訴えられて来られました。
かなり前に頸椎と腰椎のヘルニアと診断された事があるとの事で、テストをしてみた処陰性だったのでヘルニアはないと判断して、右肩の問題は靭帯と筋機能に絞ってテーピング等を行いました。

先日2回目の際に、まだ痛みがあると言われたので再度チェック。
すると、右の棘上筋や中僧帽筋のテストをすると全く力が入らない。
「弱い」というレベルではなく、ある地点から力を入れようとすると「スッ」と力が抜ける。
これは神経的な問題ではないかと判断して、頸椎の触診を行うと棘突起と横突起に異常がありました。

そこで、異常があった棘突起と横突起にジェルフィッシュテープを貼付。
貼付後にもう一度前述の筋肉テストをすると、今度は「グッ」と力が入りました。
やはり、神経障害があった模様です。

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なお、写真の背中に貼っているのは、上後鋸筋テープと下後鋸筋テープです。
ベンディングのお仕事をされていて、物を抱えたりする動作が多いので、如何せん普段から肋骨が詰まりやすくなっておられたようです。
それをこのテーピングによって肋骨の柔軟性を戻しました。

この神経障害がヘルニアの後遺症かどうかは判りません。
そんなに以前から右肩の痛みがあった訳ではないそうです。
ひょっとしたら下の写真のように、右肩の靭帯もかなり傷められていて、かなり無理をされていたようです。

kegasa_20150906_2.jpg











それが周り回って頸椎にまで影響を与えた、とも考えられます。

楽水庵

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