楽水庵ブログ

坐骨神経痛等の症状は、反対側もチェックするべし

足や手の痺れ対策を得意としている(と思っていますが・・・)、京都府長岡京市の「アゴ・首・スポーツ障害」専門院 楽水庵です。

80代の女性が左足の痺れで現在来られていますが、典型的な坐骨神経痛です。
左の腰椎5番と仙椎1番からの神経が詰まっていて、その為に親指から小指に掛けて足先全体が痺れておられました。
特に足の甲部分と親指の痺れが強かったようで、これは腰椎5番からの神経の問題です。
そして、足が上がりにくい、という問題もあり、これは仙椎1番からのものです。

恥ずかしながら、1回目の時は仙椎1番を見逃していて、2回目で「まだ足が上がりにくい」というのを聞き、もう一度チェックしたところ仙椎1番の問題を見つけました。
少し前までなら、腰椎5番仙椎1番どちらにもジェルフィッシュテープを貼っていましたが、最近では皮膚を触って神経の通りの悪そうな所にπテープを1枚貼るだけにしており、今回も腰椎5番と仙椎1番の神経が繋がっている個所で皮膚の動きの悪い処に1枚貼っただけで症状は治まりました。

ただ、これはあくまで対処療法です。
では、何故この症状が起こったのかと推測するに、右側を調べてみると梨状筋の状態がかなり良くありませんでした。
おそらく、これが本当の原因、今流行り(なのかどうか・・・)の言葉で言えば「ラスボス」と思われます。
特に拘縮状態で良くなかったので、左の坐骨神経が右に引っ張られてしまったと思われます。

首や肩のトラブルでも同様のことが言えると思います。
症状が出ていない側のチェックも絶対にするべきだと確信しています。


楽水庵


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