楽水庵ブログ

「雑巾を絞ると力が入らない・・・」

「アゴ・首・スポーツ障害」専門院として、京都府長岡京市でスポーツ整体院を開いている 楽水庵です。

最近、特に首・肩へのアプローチを、従来の筋肉的な診立てから神経的な診立て重視に変えました。
すると、今までその症状を改善させる為に多くのテープを貼らなければいけないような症状でも、ごく少数のテープで改善できるようになってきました。

従来は乳様突起(耳の後ろの出っ張り)とかにテープを貼る事が多くありました。
どうしてもお仕事をされている時に目障りになるし、お風呂等で剥がれる、また肌の弱い方には負担になったりしていました。
それが、少ない枚数のπテープと呼ばれる丸くカットしたテープを神経の流れ(肩の場合は靭帯にも貼る事が多い)等を整える事によって、先ほど書いたように何枚貼るだけで大幅に改善できるようになってきました。
下の写真は、そのπテープを貼ったものです。
貼った彼に貼り方をアドバイスする為に、テープに矢印を入れています。
断っておきますが、この状態でただ単に貼るだけではありません。
通常のラインで貼るテープ同様に、ターゲットに対し皮膚や筋肉を伸ばして貼る原則は変わりません。

shiromizu_20151010.jpg












さて、表題の件です。
常連の女性の頚椎をチェックしている時に頚椎7番の触感に少し違和感がありました。
更に調べてみるとC8と呼ばれる頚椎7番の下側の神経の通りが左右共に悪いのが判明。

C8の神経の通りが良くないと、前腕の尺側、小指側の筋機能が低下します。
つまり小指の力が入り難い状態になってしまうのです。

筋肉テスト等をしても陽性が出ました。
その女性に何かふだん着になる事がなかったか確認すると、「雑巾を絞る時に何か力が入りにくいと思っていた」との返事。
雑巾を絞るような動作をする時は、小指の力が結構いります。

そこで、C8の神経を調整するように左右共にπテープ1枚ずつ貼付。
再度テストをしたら、しっかり小指側の力が入るようになりました。

これで雑巾を絞ってもらっても、力が入りにくいという事はなくなるでしょう。

楽水庵





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