楽水庵ブログ
テーピングサービスで非常に重度のオスグッドに遭遇(*_*)
キネシオテーピング協会認定 療法家・指導員である、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。
少し縁があったので、先月31日に大阪府立漕艇センター(通称、浜寺漕艇場)で行われた全国高校選抜大会近畿予選にテーピングサービスをしに行きました。
腰痛とかで来た選手がほとんどなのですが、一人オスグッドがひどくなったと監督が連れて来られた選手の状態が強烈でした。
患部、つまり脛骨頭を触ると痛いのはもちろん、少しでも膝を曲げると痛くて堪らない、といった具合。
中学時代からオスグッドの症状は出ていて、騙しだまし競技を続けていたのがレースの2日前に患部を強打、その炎症が残ったままレース(2,000m)漕いだら全く膝が曲がらなくなった、そうです・・・
うちに来る中学生や高校生でもオスグッドの症状で膝が痛い選手はいます。
ただ、大抵が腸骨筋等の股関節周りのバランスを整えると膝の痛みは解消します。
オスグッドは、所謂「成長痛」とも呼ばれる事があり、骨の伸びるスピードに筋肉の成長が付いていかないからとも言われています。
特に、脛骨粗面(膝の皿の下)、脛骨頭とも呼ばれますが、ここまで大腿直筋が繋がっています。
ですから、一番関係性が深いのはこの大腿直筋で、この機能低下がオスグッドと非常に関係があります。
ただ、この時に気を付けなければいけないのは、大腿直筋の機能が何故低下しているのか?をチェックする事が大事なのです。
大腿直筋の機能が低下する原因は多くあり、腸骨筋や小殿筋、そしてこの前来た器械体操をやっている中学生の場合などは内転筋の機能低下が本当の原因だったのです。
ただ、大腿直筋にアプローチするだけでは問題解決できない事が多いのです。
そういう次第で、これまでオスグッドを訴えて来る中高生に関しては解決していったつもりだったのですが、これほど重度の症状の選手は初めてでした。
とにかく膝を曲げるとかの検査が全くできない(^_^;)
とりあえずジェルフィッシュテープやコレクションテープを貼ってみたのですが、痛みはほとんど消えず。
ちょっとお手上げだったので、オスグッドに詳しい仲間に電話してみました。
その時は留守電だったのですが、後で掛かてきてくれて話をしてみたら、もうそこまで症状が重かったらジェルフィッシュテープ等を貼っても即痛みは消えないとの事でした、やはりそうか。。。
とりあえずジェルフィッシュテープや大腿直筋等にテーピングしてみて、後はひたすらアイシングしてもらえ、でした。
そこでもう一度来たもらい(仲間に肩を貸してもらわなければ歩けない状態)、少しでも楽になりそうなテーピングをしてみました。
もちろん、その場で痛みはあまり変わりません。
ましてや、膝を曲げる事も下肢をベッドから下垂させる事も非常に痛いので、まともなストレッチングポーズをとれない状態で貼れなかったのでしっかりポーズをとったものに比べ効果は薄いでしょう。
それでもその後のアイシングの助けになるようにと考えやってみました。
通常キネシオテーピングを的確に行うと即座に効果が出ます。
ですから、ブースを出すのが結構楽しいのですが、この場合はそんな結果にはならず本当に心苦しいものがありました。
ただ、実際今までこういう重度のオスグッドになっている選手に遭遇した事はなかったので、これも自分にとっては良い勉強になったと思っています。
それと共に、ここまでオスグッドをこじらさないように選手やその親御さん・指導者は気を付けていただきたいと思います。
何度も書きますが、軽度のオスグッドならちょっとしたテーピングによる調整で嘘みたいに症状が解消するのですから。
楽水庵
少し縁があったので、先月31日に大阪府立漕艇センター(通称、浜寺漕艇場)で行われた全国高校選抜大会近畿予選にテーピングサービスをしに行きました。
腰痛とかで来た選手がほとんどなのですが、一人オスグッドがひどくなったと監督が連れて来られた選手の状態が強烈でした。
患部、つまり脛骨頭を触ると痛いのはもちろん、少しでも膝を曲げると痛くて堪らない、といった具合。
中学時代からオスグッドの症状は出ていて、騙しだまし競技を続けていたのがレースの2日前に患部を強打、その炎症が残ったままレース(2,000m)漕いだら全く膝が曲がらなくなった、そうです・・・
うちに来る中学生や高校生でもオスグッドの症状で膝が痛い選手はいます。
ただ、大抵が腸骨筋等の股関節周りのバランスを整えると膝の痛みは解消します。
オスグッドは、所謂「成長痛」とも呼ばれる事があり、骨の伸びるスピードに筋肉の成長が付いていかないからとも言われています。
特に、脛骨粗面(膝の皿の下)、脛骨頭とも呼ばれますが、ここまで大腿直筋が繋がっています。
ですから、一番関係性が深いのはこの大腿直筋で、この機能低下がオスグッドと非常に関係があります。
ただ、この時に気を付けなければいけないのは、大腿直筋の機能が何故低下しているのか?をチェックする事が大事なのです。
大腿直筋の機能が低下する原因は多くあり、腸骨筋や小殿筋、そしてこの前来た器械体操をやっている中学生の場合などは内転筋の機能低下が本当の原因だったのです。
ただ、大腿直筋にアプローチするだけでは問題解決できない事が多いのです。
そういう次第で、これまでオスグッドを訴えて来る中高生に関しては解決していったつもりだったのですが、これほど重度の症状の選手は初めてでした。
とにかく膝を曲げるとかの検査が全くできない(^_^;)
とりあえずジェルフィッシュテープやコレクションテープを貼ってみたのですが、痛みはほとんど消えず。
ちょっとお手上げだったので、オスグッドに詳しい仲間に電話してみました。
その時は留守電だったのですが、後で掛かてきてくれて話をしてみたら、もうそこまで症状が重かったらジェルフィッシュテープ等を貼っても即痛みは消えないとの事でした、やはりそうか。。。
とりあえずジェルフィッシュテープや大腿直筋等にテーピングしてみて、後はひたすらアイシングしてもらえ、でした。
そこでもう一度来たもらい(仲間に肩を貸してもらわなければ歩けない状態)、少しでも楽になりそうなテーピングをしてみました。
もちろん、その場で痛みはあまり変わりません。
ましてや、膝を曲げる事も下肢をベッドから下垂させる事も非常に痛いので、まともなストレッチングポーズをとれない状態で貼れなかったのでしっかりポーズをとったものに比べ効果は薄いでしょう。
それでもその後のアイシングの助けになるようにと考えやってみました。
通常キネシオテーピングを的確に行うと即座に効果が出ます。
ですから、ブースを出すのが結構楽しいのですが、この場合はそんな結果にはならず本当に心苦しいものがありました。
ただ、実際今までこういう重度のオスグッドになっている選手に遭遇した事はなかったので、これも自分にとっては良い勉強になったと思っています。
それと共に、ここまでオスグッドをこじらさないように選手やその親御さん・指導者は気を付けていただきたいと思います。
何度も書きますが、軽度のオスグッドならちょっとしたテーピングによる調整で嘘みたいに症状が解消するのですから。
楽水庵