楽水庵ブログ

突き指のデータを収集しだしました(*^。^*)

こんにちは、京都府長岡京市のキネシオテーピング協会認定治療院 楽水庵です。

突き指に対するテーピングのエビデンス(医学的根拠)データを収集しようと思い、いろいろな方面の方にご協力願っている最中です。

まず、手始めに近所の公立高校バスケット部顧問を紹介してもらい、それがまた奇遇にも行った翌日・翌々日に20校集まっての大会があるという事で、山城総合運動公園体育館へ行ってきました。

最初は突き指をしている生徒だけで、数は少なかったのですが、暇だったので足首捻挫をした生徒などにテーピングしていると、教員の方も昔やった突き指や脱臼を相談されだしました。

少々考えが浅薄だったのか、私は当初突き指だけを想定していたのですが、案外脱臼の方が多いのに気付きました。
特に昔突き指や脱臼したら、傷めた処を思いっ切り引っ張るような事をして関節が変形した方が多かったですね。
今の考え方ですと、急性期はアイシングして安静にしておくのが一番なのですが・・・
どうしても「突き指ぐらいとか」、「指の脱臼ぐらい」と思ってしまったのでしょうね。
年数が経つと痛みもなくなりますし(^^ゞ
また、脱臼には過伸展が結構あるのも知りました。

そんな訳で、突き指と脱臼、どちらもやりだしたところ、どちらもしっかり結果が出ました。
ただ、突き指も受傷したての場合は、靭帯を炉臆させるテープだけでなく浮腫を除去するリンパテープ等を貼る必要はあります。

テーピングにより屈曲・伸展の角度変化もしっかり出ました。
しかし、昔した突き指は角度変化はあったものの、痛みが元々ないのでそれに関しては変化はなしでした。
脱臼も痛みの変化はありませんでしたが、これはひょっとしたら私がやったのが結構昔の脱臼ばかりだったせいもあるのかも。

出だしとしては、結構良いデータが取れたと思います。
そんな中でも、小指のMP関節(中手指間関節)脱臼に第2関節突き指の古傷をお持ちの女性教員に対してテーピングしてみました。

basket_20151227_1.jpgbasket_20151227_2.jpg
最初のMP関節の状態を取り損ねってしまったのですが、30度の過伸展がありました。
そこでまずMP関節に対してテーピングをすると6度改善しました。
まだまだ過伸展ですが、これを続けてもらうと更に改善する余地はあると思います。

次に伸展しにくい第2関節にテーピング。
これは12度改善しました(*_*)
かなり喜んでいただけました。

まだまだ最初の一歩を踏み出したばかりです。
これからもドンドンとデータを集めていきたいと思っています。

楽水庵

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