楽水庵ブログ

右内腹斜筋の機能低下、原因はお疲れで・・・

こんにちは、楽水庵です。

年明け来院された60代男性。
秋に腰痛で来られ、先月初めに右手の痺れと4・5指に力が入らない症状で来られ、その時はかなり改善した。
だが、その後お忙しく次回の施術が年越しになってしまった。

右手の症状はかなり楽になってきている模様。
今回はお仕事(鮮魚加工)が年末非常に忙しく右腰が痛いとの事。
自分も前職でやっていたので、よく判ります。
立ちっぱなしで冷えもきついですからね(^^ゞ

どうも神経的な痛みと感じたので、足趾のテストをするとS2が陽性。
骨盤の傾きも結構あり、梨状筋で骨盤のアジャストメントをする際に、右梨状筋とS2を被せてテーピングすると上手く二兎を追えました(*^。^*)

その後頚部や背部の調整をすると腰の具合はだいぶ良くなりましたが、まだ右腹部の動きが重い。
どうも内腹斜筋のようなのだが、皮膚を誘導しても出力が弱い・・・
ひょっとしてと思い、肝臓の反射区を刺激すると案の定陽性、これでは右内腹斜筋は入りません。

そこで、肝臓マニュピュレーションを実施。
実施後、内腹斜筋のテストをするとやっと入りました(*^。^*)

一概に「肝臓が悪い」とも言い切れない。
肝臓等の内臓も骨格筋等と同様筋肉で構成され(支配する神経は異なるが)、筋膜で覆われている。
肝臓マニュピュレーションは肝臓の筋膜の動きを良くする事しかできないので、肝炎とかの症状に対しては効果は疑問である。

ただ、疲れとかで肝機能が低下している場合には、筋膜の動きを良くするのはありだと思います。
またそれによって、腹筋の機能も回復しているので、こういう方法は有効だと感じます。


楽水庵

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