楽水庵ブログ

「踊っていて右膝に力が入らない・踏ん張れない」

京都と大阪北摂地区のちょうど中間点辺りに位置する、京都府長岡京市のスポーツ整体院 楽水庵です。

昨年11月下旬に初めて来られた60代女性。
最初は肩・首のコリからめまいを起こされて、車を運転するのも怖いと言った状態でした。
趣味がダンスなのですが、それも頭がフラフラするので休んでおられました。

初回はさすがに効果が直ぐに薄れましたが、2回目以降ドンドンと効果が長続きするようになり、今ではめまいはほとんど起こらない状態になっています。

それでダンスを再開されたのですが、「右膝に力が入らず踏ん張れない」との事。

前にも聞いていて、膝窩筋等のテーピングで解決されたと思っていましたが、ダンスを本格的に再開するとやはり問題があるようです。

そこで、徹敵的に右膝の症状をチェック・調整。
と言っても、膝ばかりを見ている訳ではありません。
何度か書いていますが、膝関節は股関節・足関節の問題が露呈されやすい関節で、本当に膝周りを良くしようと思ったら股関節・足関節をチェックしなければいけません。

まず、膝の内側に痛みがありましたが、これは股関節が少し外旋気味の為に大腿部下部(全面)の皮膚・筋膜が外側にずれていて、その為に丁度内側広筋が引っ張られていた為に起こっていました。
この場合、梨状筋の調整で股関節の外旋を矯正すると内側広筋の緊張は緩みます念の為、内側広筋にもテーピング)。
膝の裏も膝窩筋の機能が低下しているので調整。

これで股関節と膝周りは済みました。

次に踏ん張れない原因の一つに足関節が安定していない事がありました。
そこで足関節をπテープで補強。
これはシンプルながら、貼った方々が「本当に守られている感じがする」と言ってくださるテーピングです。
といっても、別にテンションを掛けて貼っている訳ではありません。

ところが、まだそれでも片足立ちすると、「内側に乗れない」との事。
少し外反母趾気味なので、足底アーチを補強するのと兼用でテーピングしてあるので重心はよくしてある筈なのに???

そこで思い出したのが、「足裏の母趾と2趾との間が少し痛い」と言っておられた事。
それで下腿部の筋機能をチェックすると、後脛骨筋と足底筋の機能が低下していました。
足裏の痛みは、それの関連痛だったようです。

これもテーピングで調整してもう一度片足スクワット(軽い屈曲ですが)をしてもらうと、しっかり母趾球に体重が乗るようになりました.

結局、股関節・膝関節・足関節全てに問題があったという次第でした。


楽水庵



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