楽水庵ブログ

ほぼ耳の高さが一緒になりました(*^。^*)

新潟の長岡市と違います!
京都市の南西にある長岡京市の、kinesio ≒ pain buster & performance upper 楽水庵です。

当院に通われている方々のほとんどが、左右の目や耳の高さが違っているのに気付きました。
これは頚椎1番が傾いている事によって起こると考えられます。
頚椎1番は横に長い椎体なので、ちょっとしたバランスの狂いにより傾きやすいと思われます。

それによってC1神経rという頸椎1番の上を通っている神経が圧迫を受け、そこから下の機能低下や感覚異常等も引き起こします。

下の画像はモデルの男性の今年3月17日のものです。

wakai_20160317.jpg

少し頭が右に傾いている感がありますが、それでも左の耳に比べ右がかなり下がっているのがお判りになると思います。
後頭部にテーピングしていますが、その時点ではまずここにアジャストテープを試してみようとしたのです。

結果は、少しは楽になったようですが、髪の毛が伸びてくると直ぐにテープが剥がれてしまいます。
それにたまたま短髪の方だから試したのであって、普通の髪形の方だと全然無理です。
もちろん、最近では馬や犬にも毛の上からテーピングするような事もありますしタンコブができた時でも髪の毛の上からリンパコレクションテープを貼るとタンコブが小さくなるような事も実際してましたが、流石に直ぐ剥がれる・人目に付く、おまけに効果が限定的では実用的ではありませんね(T_T)

その後、頚椎1番と腰椎5番が連動している点に着目しました。
また、そういう状態になっている方は腰椎4-5番間の椎間板が圧迫されているという点にも気付き、下のようなジェルフィッシュテープも使った貼り方をやりだしました。

katoh20160507.jpg

この貼り方は即効性があり、今月7日に東京神楽坂でやったテーピングセミナー(リンク参照)でも身体全体が左に下がっていた東大ボート部女子監督に貼ったところ、ご自身でも写真とかを見て気になっていたのがその場で真っ直ぐになったと喜んでおられました。
もちろん、長年の浅筋膜のずれとかが頸椎1番(ひいては腰椎5番)の傾きを招いているのですから、たった1回のテープでは長年の癖が収まる事はなかなかありません。
その監督も週に1回程度テープを貼り替えるようアドバイスしています。

さて、こちらの男性に話を戻すと、カルテを見直してみるとこの方に初めてこのアジャストテープを貼ったのが4月4日。
その後5日~10日に一度の割でテープを貼りました。

そして、今日(5月18日)に来られた時にチェックしてみると、下の画像のようにほぼ耳の高さが揃っておりました。

wakai_20160518.jpg

だからかも知れませんが、最近は後頭部の詰りも出ないようです。
腰椎5番周辺の浅筋膜を動かしてみても、前のような癖が消えていました

ただ、この方は元々腰椎4-5番間を若い頃から傷めておられるので、ジェルフィッシュテープは貼りました。
元々そうでない方は、おそらくジェルフィッシュテープが必要としないかも知れません。

まだやり出して間がないので、いつぐらいまで貼り続けなければいけないのだろうと思っていたのですが、おおよそ目途が付きかけてきました。


楽水庵



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