楽水庵ブログ

「ゴルフの翌日腰の真ん中が痛くなった」ひらめ筋と仙腸関節

こんにちは、楽水庵です。

常連の男性ですが、前回ゴルフでコースを回った翌日朝に腰の真ん中が結構痛かったそうです。
お越しになる直前ににコースを回った時はそうでもなかったとの事。

では、何故そうなのか?

この方はひらめ筋の機能が低下されていました。
ひらめ筋が弱ると仙腸関節の動きを悪くします。
ですから、私は仙腸関節の調整をする際はひらめ筋の筋膜滑走を良くする事も行います。

ひらめ筋は「抗重力筋」の一つで、意識しなくても普通に立っているとかなり使われています。
「立ちっぱなし」で腰が痛くなる原因の一つにひらめ筋も関係しています。

話を戻して、この男性がゴルフをした後に腰が痛くなったりならなかったりしたのは何故なのか?
それはコースのレイアウトだと推測しました。
おそらく直後に腰が痛くなったコースはアンジュレーション(起伏)が激しかったのでは、と聞いてみるとまさしくその通り。
その為にひらめ筋に余計負担が掛かったのでしょう。
直近のコースはそれほどアンジュレーションがきつくなかったので、症状が出なかったのでしょう。

勿論統計を取っている訳ではありませんが、ひらめ筋の弱い方は仙腸関節の動きが良くないケースが多いと思われます。
逆にひらめ筋を機能強化すれば、腰痛を結構防げる気がします。

しゃがんだりする時もひらめ筋はかなり重要な役割を果たします。
いわゆる「うんこ座り(ヤンキー座りともいう)」をする際にひらめ筋が十分緩まないと、ちゃんとしゃがめないのです。

トイレも洋式が当たり前になった現在では、昔のように日常生活の中で自然にひらめ筋が鍛えられる事はありません。
まあ、うんこ座りもひらめ筋のストレッチングでは効果的ですから、少し取り入れてみるのも手だと思います。


楽水庵








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