楽水庵ブログ
「この違いが判らなければ止めた方が良い」
こんにちは、楽水庵です。
先日来院した中学生の広背筋をチェックしていた時、明らかに左右で筋出力が違うのに当の本人はあまり気付いていませんでした。
野球の強豪校に行って甲子園を目指している子なのに。
だから、ハッキリ言いました。
「この違いを感じる事がなければ、野球を辞めた方が良い」と。
冷たい言い方かも知れませんが、そうでないと結局は潰れてしまうからです。
強豪高校は内部競争が非常に激しい。
だから、指導者にとって選手達は「使い捨て」なのです。
うちにも野球の強豪校でやっていた現役・OBの方々が来ていました。
その人達が口を揃えて言うのは、少しでも練習中に痛い素振りを見せると指導者は途端に激怒する点です。
特に目に見える捻挫や骨折等の傷害以外で痛みが出ている場合がそうです。
『痛みを訴える奴は要らない』のです。
まあ、全てのチームがそうだとは言い切れませんが、こういう処は結構多いでしょう。
では、そういう処で生き残るにはどうすれば良いか?
もう、自分の感覚を研ぎ澄ますしかないでしょう。
「あ、今日の自分はここが調子悪いな」とかを感じて早目早目に解決していかないと、ドンドン状態が悪化する場合がほとんどです。
その調子が良くない場合ですが、必ずしも痛みを伴うとは限りません。
というか、痛みを伴っている場合は残念ながら最終局面なのです。
ほとんどの場合が、何となくいつもの力が出ない、もう一つ調子が上がらない等ぐらいの自覚しかありません。
これさえ気付かないのなら、本当にチャンピオンスポーツは目指さない方が良いでしょう。
どの競技でもトップアスリートの感覚とは非常に研ぎ澄まされたものがほとんどです。
そういった方々の言葉は、例え日本語で話していてもどこか外国語を聞いているような自分達とは縁遠い言葉として聞こえてきます。
実際彼らの言葉に実感するのは、己がその域に近づかないと無理でしょう。
もちろん、先天的な才能というのもあるでしょうが、やはりトップアスリートはその感覚を取得する為に物凄い練習・トレーニングをしています。
もちろんトップアスリートといえど故障はしますが、それでも彼ら・彼女らは自分の身体が今どうなっているのかを把握する能力が発展途上の選手達よりも格段に上だと感じます。
だからこそ、そこまで登り詰めたのです。
発展途上の選手はまずそういう感覚を磨いて、自分のコンディションを常に良好にしておかなければ上は目指せません。
「劣悪な環境・こんな酷い怪我に打ち勝って気力で勝利を手にした」みたいなのは、スポーツをハッキリ言って判っていないメディアがお気軽に「浪花節」で読者・視聴者を感動させようとしているだけなのを理解しておく必要があります。
といって、何もかも環境が万全でやれる選手などほとんどいないでしょう。
でも、その中で自分を取り巻く環境を整えていく必要があります。
その一つが自分の現状をしっかり把握できているかどうかなのです。
ストレッチング等はしていると思いますが、こういう面での選手教育はまだまだでしょう。
折角ご縁ができたし、施術の途中からは私の言っている意味を理解して感覚を磨こうとしていたこの中学生には夢を叶えてもらいたいですね。
楽水庵
先日来院した中学生の広背筋をチェックしていた時、明らかに左右で筋出力が違うのに当の本人はあまり気付いていませんでした。
野球の強豪校に行って甲子園を目指している子なのに。
だから、ハッキリ言いました。
「この違いを感じる事がなければ、野球を辞めた方が良い」と。
冷たい言い方かも知れませんが、そうでないと結局は潰れてしまうからです。
強豪高校は内部競争が非常に激しい。
だから、指導者にとって選手達は「使い捨て」なのです。
うちにも野球の強豪校でやっていた現役・OBの方々が来ていました。
その人達が口を揃えて言うのは、少しでも練習中に痛い素振りを見せると指導者は途端に激怒する点です。
特に目に見える捻挫や骨折等の傷害以外で痛みが出ている場合がそうです。
『痛みを訴える奴は要らない』のです。
まあ、全てのチームがそうだとは言い切れませんが、こういう処は結構多いでしょう。
では、そういう処で生き残るにはどうすれば良いか?
もう、自分の感覚を研ぎ澄ますしかないでしょう。
「あ、今日の自分はここが調子悪いな」とかを感じて早目早目に解決していかないと、ドンドン状態が悪化する場合がほとんどです。
その調子が良くない場合ですが、必ずしも痛みを伴うとは限りません。
というか、痛みを伴っている場合は残念ながら最終局面なのです。
ほとんどの場合が、何となくいつもの力が出ない、もう一つ調子が上がらない等ぐらいの自覚しかありません。
これさえ気付かないのなら、本当にチャンピオンスポーツは目指さない方が良いでしょう。
どの競技でもトップアスリートの感覚とは非常に研ぎ澄まされたものがほとんどです。
そういった方々の言葉は、例え日本語で話していてもどこか外国語を聞いているような自分達とは縁遠い言葉として聞こえてきます。
実際彼らの言葉に実感するのは、己がその域に近づかないと無理でしょう。
もちろん、先天的な才能というのもあるでしょうが、やはりトップアスリートはその感覚を取得する為に物凄い練習・トレーニングをしています。
もちろんトップアスリートといえど故障はしますが、それでも彼ら・彼女らは自分の身体が今どうなっているのかを把握する能力が発展途上の選手達よりも格段に上だと感じます。
だからこそ、そこまで登り詰めたのです。
発展途上の選手はまずそういう感覚を磨いて、自分のコンディションを常に良好にしておかなければ上は目指せません。
「劣悪な環境・こんな酷い怪我に打ち勝って気力で勝利を手にした」みたいなのは、スポーツをハッキリ言って判っていないメディアがお気軽に「浪花節」で読者・視聴者を感動させようとしているだけなのを理解しておく必要があります。
といって、何もかも環境が万全でやれる選手などほとんどいないでしょう。
でも、その中で自分を取り巻く環境を整えていく必要があります。
その一つが自分の現状をしっかり把握できているかどうかなのです。
ストレッチング等はしていると思いますが、こういう面での選手教育はまだまだでしょう。
折角ご縁ができたし、施術の途中からは私の言っている意味を理解して感覚を磨こうとしていたこの中学生には夢を叶えてもらいたいですね。
楽水庵