楽水庵ブログ

大腰筋

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

下は2012年2月に書いたブログです(原文のまま)


縁あって、今週2つの大学のボート部合宿所に行き、選手の状態をチェックしました。

学生は本当に一所懸命練習・トレーニングをしていて、
その姿勢には本当に頭が下がります。
自分が選手だった頃はもっといい加減だったような・・・・

ただ、チェックしていくと非常にバランスが悪いことに気づきました。

特に大腰筋の機能が悪いのが顕著でした。

大腰筋は体幹と下肢を繋ぐ大事なインナーマッスルで、
主な機能は股関節の屈曲、しゃがんだりする際に使われます。

ところが、この筋機能が低下していると、そのままではしゃがみにくいので、
知らず知らずのうちに他の脚部の筋肉を使い、なんとかしゃがもうとします。

その結果、脚部に余計な負担がかかり、故障の原因となったりします。
膝の痛みの原因を探ると、大腰筋の筋低下だったりする事もあります。
また、腰痛の原因となる事も多々あります。



確かに現在(2018年10月)でも大腰筋及び腸腰筋、併せて「腸腰筋」は非常に大事です。
必ずと言っていいぐらい整えるところです。

それと当時は判らなかった事が。
確かに大腰筋(腸骨筋)の機能が低下すると脚に負担を掛けるのも間違いないですが、仙骨周り(仙椎)の神経を詰まらせる事が多いのです。


要は、腸腰筋の機能がしっかりしていれば股関節の屈曲・伸展にそれほど背中(腰)の筋肉は必要ないのですが、機能低下した腸腰筋の機能を補う動作をどうしてもしてしまうのです。
これはスポーツでいえば、ボートやビーチバレーボールが顕著です。

仙椎の詰まった人は仰向けで寝ると「反り腰」になっています。
もちろんテーピング等で詰りは解消されますが、元々の原因は腸腰筋です。
だから、まずそこを整えて(かつ鍛えて)いかなければいけません。


*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


楽水庵




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