楽水庵ブログ

転倒してブロックで手を突いて指が曲がらなくなった

こんにちは、「キネシオ ローイング インストラクター」(キネシオテーピング協会認定ボート競技専門指導員)
京都府長岡京市のスポーツ整体院 「アゴ・首・スポーツ障害」楽水庵です。

部活を引退した高校3年の男子。
下校時に自転車で転倒し、ちょうどヘッドスライディングのような体勢で前へ滑っていたそうです。
その上どうやら左手をブロックで突いたらしく、痛みも勿論ですが特に人差し指と中指が曲がらなくなった走です。

あまりにも痛いので病院でレントゲンを撮っても「異常なし」。
それが2週間ほど続いたので、現役の時に通っていたうちを頼ってくれました。

おそらくMRIを撮ったら靭帯損傷が判った可能性があります。
人差し指に中指は3つある関節の靭帯が全て弛んでいました。

どの関節でもそうですが、靭帯に弛みが出るとその関節を動かす筋肉が正常に働きません。
工事現場のクレーンを連想してください。
いくらクレーンの性能が高くてもワイヤーに弛みが出てしまうと物は吊り上げられませんね。
靭帯が弛んでいる状態はまさにそういう状態なのです。


アプローチとしては、キネシオテープの「縦には伸びるが横には伸びない」特性を生かして靭帯の弛みをロックさせました。
これで指は曲がるようになりましたが、人差し指は腫れもあり痛みが残ります。

そこで、今度はスリットテープで腫れている組織に隙間を作ります。
指の背側だけ貼ってみたのですが、腹側も先端から第1関節までの腫れが強かったので同様にスリットを。


指がスッと曲がりやすくなって非常に喜んでくれました。

*あくまで個人の感想です
*効果には個人差があります


楽水庵

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