楽水庵ブログ

やはり、手投げになっていたか(T_T)

毎週来院している高校球児(投手)。

この間、練習試合で1日に14イニング投げて翌日から肩・肘に痛みが出た。
具体的には振りかぶろうとすると肩に痛みが出、フォロースルーで肘に痛みが出る。

まず、振りかぶろうとした時に痛いのは、下僧帽筋や広背筋・肩甲下筋・前鋸筋の機能低下。
上腕二頭筋と大胸筋も傷めている。

次にフォロースルーで肘が痛いのは、前腕部の筋膜が内にずれいてるのと、
尺側手根屈筋・尺側手根伸筋・回外筋等の筋機能が低下していた。

握力も入らないらしい。
手根管も詰まっていたので、スリットテープを貼る。

と、ここまでは毎度の事・・・
いつも気になっていたが、確かに普段の投球数が多いのは確かだが、
どうも手投げになっていて肩・肘を傷めている可能性が高い。

彼が昨秋腰を傷めて初めて来院した時に、開帳足気味だったので足底アーチテープを貼るようにアドバイスした。
最初の頃は練習前に必ず貼っていたが、聞いてみると最近は貼っていない。
だから、足の踏ん張りが効かないので、突っ立ったフォームになってしまい、それをよく指摘されると言っていた。
この頃コントロールも良くないとの事。
そら、足元が定まってないからやangry


う~ん、自分の説明が悪かったのか('_')
もう一度足底アーチテープを貼り、加えて足底筋膜テープ。
シャドーピッチングをやってもらい、フォームを確認する。

そして、しばらく腕や手で投げるイメージではなく、足の踏ん張りで投げるのを意識するようアドバイス。
それと共に、こういうイメージは野球をしている時ではなく、普段歩いている時に気付かなければならないとも教えた。
一流の選手は、何気ない普段の動作でそういう事に気付いている筈。
もっともっとそういうものに気付くと、故障も減っていきボールの威力・制球力も増すと思われる。

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